No. 00045 緯度:32度 72分 経度:133度 02分
【高知県】 四国最南端!黒潮が洗う南国土佐「足摺岬」

徳島自動車道や松山自動車道、高知自動車道などの高速道路の開通で、最近の四国路は非常に便利になった。…とは言うものの、足摺岬はまだまだ結構遠い。

四国最南端の足摺岬に行くには、徳島県側からの東コース、愛媛県側からの西コース、それに瀬戸内側の愛媛県川之江から四国山地を縦断し高知県須崎市までの90km近くを結ぶ高知自動車道を利用する3コースが考えられる。但しこの高知自動車道には40近いトンネルや90を越える橋がある山岳道路でカーブも多いので走行には注意が必要。終点の須崎中央からは県道56号線(中村街道)を利用する。
太平洋を見下ろす足摺灯台 ここが四国の最南端
太平洋を見下ろす足摺灯台 ここが四国の最南端

高知自動車道は、山岳道路のため見晴らしはそれほど良くないが、県道56号線で四万十市や土佐清水市界隈まで来ると、南国特有の暖かい風と車窓に太平洋の雄大な風景が飛び込んでくる。高知自動車道「須崎東IC」より約120km、2時間30分

浜木綿の花の香りと潮風に戯れて、海沿いのカーブを歩く…
海沿いの道を飾るハマユウ
海沿いの道を飾るハマユウ
海沿いの道を飾るハマユウ
足摺の町は日差しがいっぱい
足摺の町は日差しがいっぱい
1〜3月は15万本の椿が咲き誇る
1〜3月は15万本の椿が咲き誇る
南国と言われるだけあって、暖かく明るい雰囲気が誰もを温かく迎えてくれるのが嬉しい。

四国最南端に位置する足摺岬は、足元を年間を通じて黒潮の暖かい波が洗うだけあって一年中温暖な気候で、80m近い切り立った断崖絶壁が立ちはだかっているため、今も自然が多く残された観光スポットである。
昔から海上交通の要所とされ、現在は高さ18mの白亜の灯台が太平洋を見下ろし、船舶航行の安全を見守ってているが、残念ながら、灯台の内部は見学できない。
しかし、灯台の近くまでは自然遊歩道が設置されているので髪に潮風を受けながら、海沿いの道を気ままに歩いてみるのもいいものだ。

土佐湾を望む土佐清水市界隈の海岸線には浜木綿が自生しており夏期(7月〜9月頃)には、その甘い香りを楽しませてくれる。ただ、夏場でも太平洋から吹きつける風は結構強いので、帽子などを吹き飛ばされないように気をつけよう…。もちろん、この辺りから眺める太平洋の雄大なパノラマも申し分ない。
正直言って、どのコースで足摺を訪れるにせよ、ここまでのロングドライブはかなりハードだ。しばしの休憩でも、この景色が疲れを程好く癒してくれる。そう言う意味では、土佐くろしお鉄道中村駅から 「足摺岬センター行き」の高知西南交通バス(約1時間40分、「足摺岬」下車)が出ているので、マイカーではなくそちらを利用するのも一考だ。

岬の周辺には15万本の椿が群生しており、1月〜3月の開花期には、岬までの道路や遊歩道は椿のトンネルで飾られる。
   ジョン万次郎と足摺温泉

足摺にも、もちろん日本人が大好きな温泉がある。
「足摺温泉郷」がそれで、現在、10件の旅館や国民宿舎、民宿が営業している。泉質は、単純弱放射能冷鉱泉(ラドン・フッ素含有)の療養泉。神経痛、冷え性、関節痛、慢性消化器症、筋肉痛に効くとされている。
その歴史は古く、1200年ほど前まで遡るが、約150年前の「虎年の大変」と呼ばれる日本最大級の地震で湧出がストップしてしまっていた。現在の源泉は平成11年に掘削されたものである。

ジョン万次郎こと中浜万次郎
ジョン万次郎こと中浜万次郎
高知と言えば、坂本龍馬や中岡慎太郎など幕末の志士が有名だが、ジョン万次郎も忘れてはならない。

150年程前、現在の土佐清水市中浜の漁師だった万次郎が漁の途中に嵐に遭遇し無人島に漂着。長年に渡る孤独な生活の末、アメリカの船舶に救出されアメリカに渡り、測量や航海術を習得して日本に帰国した。日本の夜明けや国際交流に多大な功績を残した人物である。
遊歩道入口の脇に銅像が立ち、じっと静かに遥か沖を眺めている。
また、白山洞門前には、温泉郷10周年を記念して『万次郎足湯』が無料で開放(8時〜19時/水曜定休)されているので、是非とも散策の疲れを癒して欲しい。
南国「足摺」の見どころや魅力はまだまだあるが、紙幅の都合で詳細は土佐清水市温泉郷のホーム頁に譲ろうと思う。
時間的にはちょっと遠いと感じるかもしれないが、是非実際に現地を訪れ、足摺を肌で感じて欲しい。
南国の海も空も旅人に優しく、どこまでも青く澄み渡っている…ロングドライブの疲れを、この景色が癒してくれる。
南国の海も空も旅人に優しく、どこまでも青く澄み渡っている…ロングドライブの疲れを、この景色が癒してくれる。

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