No. 00040 緯度:35度 36分 経度:138度 72分
【静岡県】
【山梨県】
富士山を見に行こう!Mt.FUJI
世界遺産に登録申請中

日本人に息づく遺伝子だろうか、年の瀬になると何故か富士山の雄景が見たくなる。昔から初夢は「一富士、二鷹、三茄子」で富士山の夢が一番縁起がいいといわれている。やはり日本人と富士山は切り離せない関係なのだ。

パソコンが普及し家庭でもカラー刷りが簡単にできるようになった。そのお陰で、最近の年賀状のデザインはかわいく楽しいイラスト入りのものが主流となっている。
カラー印刷が高価だった一昔前までは富士山をモチーフにしたデザインのものが多かったように思う。いずれにしろ、日本人にとって富士山は特別な存在なのだ。
138号線からみた富士山山頂の積雪が綺麗だ! 夜にはイルミネーションで飾られる河口湖畔の「オルゴールの森」
138号線からみた富士山
山頂の積雪が綺麗だ!
夜にはイルミネーションで飾られる河口湖畔の「オルゴールの森」

北斎や広重の浮世絵は言うに及ばず、古き時代から富士山は庶民信仰の対象であり、また、あらゆる芸術の恰好の題材である。
「富士は日本一の山」だ。そんな富士の雄姿を見たくて出かけてみた…。

富士を望んで、漲るパワーを取り込もう!
西湖いやしの郷根場からの富士
西湖いやしの郷根場からの富士
小田急「富士吉田」界隈より望む
小田急「富士吉田」界隈より望む
河口湖より望む富士山
河口湖より望む富士山
朝霧高原からの富士山
朝霧高原からの富士山
近くで雄大な富士が望める
標高3776mの富士山は名実共に日本での最高峰であり、古くから庶民信仰の霊山として有名な事は、日本人ならほとんどの人が承知している。
1990年頃までは「休火山」として教科書に書かれていた事もあるが、今は「活火山」と紹介されている。最後の噴火は宝永年間で、その後300年にわたって噴火を起こしていないが、実際、大湧谷等では絶え間なく噴煙が立ち上り、今も火山活動は活発である。裾野に広がる青木ヶ原の樹海はコンパスが狂ったり不用意に立ち入ると抜け出せなくなる等、様々な怪現象や霊的な噂話はたまた都市伝説の発祥に暇がない。
霊山である富士山の頂上付近には富士浅間大社が鎮座し、8合目以上が浅間神社の境内である。富士山は今や日本最強のパワースポットとなっている。

江戸時代後期までは、女人禁制とされたが、もちろん現在ではそんな差別は無い。
富士山が多くの人に愛されるわけは、何と言っても広い裾野を持つ優美な姿だろう。本当に見ていて気持ちが良い。その雄姿は日本の象徴と言っても過言ではない。
富士山そのものは静岡県と山梨県に跨っているが、頂上付近は県境が引かれていない。日本で唯一県境が存在しない神聖な場所である。

北斎の「富嶽三十六景」凱風快晴
北斎の「富嶽三十六景」
凱風快晴
北斎の「富嶽三十六景」神奈川沖浪裏
北斎の「富嶽三十六景」
神奈川沖浪裏
北斎の「富嶽三十六景」相州梅沢庄
北斎の「富嶽三十六景」
相州梅沢庄
北斎の「富嶽三十六景」相州江ノ島
北斎の「富嶽三十六景」
相州江ノ島
北斎の「富嶽三十六景」山下白雨
北斎の「富嶽三十六景」
山下白雨
広重の東海道五十三次(原)
広重の東海道五十三次(原)
葛飾北斎は、その作品「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」で46枚の富士を残している。当初はタイトル通り36枚だったが、好評のため、後に10枚が追加され、最終的には、東京18、茨城1、千葉2、神奈川7、山梨9、静岡6、長野1、愛知2となっている。

同じように、歌川広重(安藤広重)は東海道五十三次の中で、川崎、平塚、箱根、原
、吉原など8箇所に富士を描き入れている。

当時から富士山は信仰の山であり、集団で参拝する「富士講」と呼ばれるツアーも実施されていたようだ。もちろん、一般庶民には気軽に参加できるものではなく、その代わりとして全国各地に富士山に見立てた築山が築かれた。そのような時代背景で出版されたのが「富嶽三十六景」であり、「東海道五十三次」だ。
当然、ベストセラーとなったのは言うまでもない。


北斎や広重の模写でも携えながら見比べ、富士を仰ぐのもまた格別かもしれない。
軒下に吊るされた干し柿
軒下に吊るされた干し柿
とうもろこしも仲間入り
とうもろこしも仲間入り

果たしてこの富士は
表富士か裏富士か…?
ご存知の通り、富士山の北部には、その昔、大噴火で誕生した5つの湖「富士五湖」がある。今更、改めて言う事はないが、西から「本栖湖」「精進湖」「西湖」「河口湖」「山中湖」である。
それぞれの湖畔から眺める富士は、微妙に変化しそれなりの趣がある。
どちらから見る富士が表富士で裏富士か?よく問われるが、本来富士に表も裏もないと言うのが現在の解釈である。静岡県に言わせれば、静岡県から見える方が表富士と言いたいだろう。
しかし、山梨県側から言わせれば、こちらが表富士だと主張したくもなる。箱根側から見れば、乙女峠から望む富士が本当の表富士だと主張する。
答えが見つからないから、表も裏もつけないというのが現在の平和的な判断となっているのだそうだ。

折角来たのだから…と、河口湖の遊覧船に乗り湖上から富士の雄景を望む事にした。
天気が良かったせいか、風が心地よく、バックに構える富士山もくっきりとその稜線を表わし愉しませてくれる。
3000メートルを越える富士山は、その高さゆえ雲に覆われてしまう事も多く、裾野から山頂まで見えるのは、1年の内でもそう多くはない。増してや、限られた日程で訪れ、富士山が見えただけでも運が良かったと感謝したいものである。

富士山を筆頭に、パワースポットとして脚光を集める富士五湖界隈には幾つかの言い伝えや都市伝説が語られているが、河口湖には昔話のカチカチ山の伝説が伝えられ、その舞台となった天上山へロープウエイ(大人往復700円・乗車時間:約3分)が通っている。背中に火をつけられた狸が、転げ落ちたのが河口湖だと言われている。
展望台からは裾野を広げる富士山の雄姿や河口湖、富士吉田の町並み等のパノラマが楽しめる。
また、西湖、本栖湖、精進湖はもともとひとつの大きな湖で、同時に水面が連動するため、地下で繋がっているのでは…?と考えられている。
河口湖畔のオルゴールの森
河口湖畔の
オルゴールの森美術館
人形達も自動演奏に参加します
人形達も自動演奏に参加します
人形達も自動演奏に参加します
また、湖畔には「オルゴールの森美術館」(入場大人:1300円)があり、パイプオルガンの自動演奏が楽しめたり、ミュージアムショップでは、100曲の中から好きな曲で自分だけのオルゴールを造る事もできる。

富士五湖の中で最も大きな山中湖は、標高981メートル。北東部では富士山に最も近い湖である。ここから見る富士山は雄大さがあり、北西部の朝霧高原と対を成す景観が楽しめる。
山中湖でのお泊りは…
ペンションカントリーダイアリー

山梨県南都留郡山中湖
3月までの土日祭日には「紅富士の湯」が早朝6時から営業しており、朝日に輝く紅富士を眺めながらの入浴も楽しめる。また、1月の中旬ぐらいまで、夕刻の山頂に太陽が掛かり輝きを増すダイヤモンド富士が花の都公園から見られる。
河口湖畔の「オルゴールの森」からの富士山 今、富士の形が崩れ始めている… カチカチ山ロープウエイ
河口湖畔の「オルゴールの森」からの富士山 今、富士の形が崩れ始めている… カチカチ山ロープウエイ
カチカチ山展望台から望んだ富士の雄景 画面右側が河口湖
カチカチ山(天上山)展望台から望んだ富士の雄景 画面右側が河口湖

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