No. 00025 緯度:35度 13分 経度:137度 31分
【愛知県】

錦に染まった渓谷で 紅葉を愛でる旅 香嵐渓


香嵐渓は愛知県豊田市を流れる矢作川支流の巴川の渓谷にあり、春(3〜5月)はカタクリの群生が見頃。秋(11月中旬から下旬)は紅葉の名所として年間を通じて数多くの観光客が訪れる。

秋の紅葉時期には朝から夕方まで観光バスの列が耐えない。マイカーを利用する場合は、駐車場が大変込むので十分に時間的余裕を持っておく方が賢明である。また、紅葉のシーズン中は道路もかなり停滞する。観光バスも幾つかの迂回路を用意し、常に道路事情に注意を払っている。
赤や黄色が渓谷を染める 香嵐渓と刻まれた道標
赤や黄色が渓谷を染める 香嵐渓と刻まれた道標

豊田市総合広報提供サイトに「迂回路情報」が掲載されているので、こちらで事前に確認しておく事をお勧めする。臨時駐車場案内はこちら

中部で一番人気の紅葉の名所
大勢の人で賑わう待月橋
大勢の人で賑わう待月橋
紅葉の見頃を向かえた香嵐渓は、初詣並みの人ごみでごった返す。
待月橋(たいげつばし)の上は大勢の人でラッシュ状態。
そんな人ごみを気にもしないように、橋の欄干は色付いたもみじ葉と矢作川を背景に黙って佇んでいる。
橋の欄干は色付いたもみじ葉と矢作川を背景に黙って佇んでいる

香嵐渓は国道153号にかかる巴橋から上流約1.2kmの巴川沿いに続く渓谷で、高原国定公園に指定されている。
駐車場を一歩出ると、前に進めないほどの込みようで驚かされる。
巴川沿いにまるで何処かの神社の参道かと勘違いするように両脇に土産物屋や出店の屋台が並ぶ。その道を人ごみに押されながら前へ…と歩む。
屋台の店先から五平餅を焼く香ばしい匂いが堪らない。思わず手を伸ばしたくなるが、この人ごみでは容易には近寄れない。楽しみは帰りに取っておくとして先を急ぐ事にした。
足助観光協会発行のもみじ見どころマップ(一部)クリックで全体を表示
足助観光協会発行のもみじ見どころマップ(一部)
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しばらくは前の人の頭を見て進む事になるが、赤い欄干が艶やかな待月橋辺りまで来ると少し混雑が緩和されてきた。
この辺りまで来ると視界が開け、赤や黄色に染まった景色が飛び込んできて目を癒してくれる。
巴川の河原橋の上から河原を見下ろすと、多くの人が河原に降りている。さすが、季節的に水に入っている人はいないが、河原のせせらぎの音が気持ちいい。もちろん、新緑から夏にかけては「鮎釣り」や「水遊び」が楽しめる。
待月橋を渡ると散策路が左右に分かれる。左へ行けば「もみじのトンネル」を抜け、第2駐車場のある巴橋の袂に出る。右に行けば、香嵐渓広場や三州足助(あすけ)屋敷、香積寺、薫楓橋等を見学する事ができる。トイレは巴橋付近と香嵐渓広場周辺にしかなく、かなり混雑するので、早めに済ませておくことをお勧めする。
色の変化が楽しめる五色もみじ
五色もみじ
色の変化が楽しめる五色もみじ
香嵐渓は背後に254mの飯盛山を控え、総本数約4,000本のもみじがあるといわれており、全山が赤く染まる11月下旬頃の紅葉最盛期の景観は見事の一言に尽きる。
また、飯盛山側の岸沿いには「五色もみじ」と呼ばれ、緑から黄緑、黄、橙、赤とグラデーションのように順に紅葉していくもみじが植えられているので是非とも見逃さずに見て欲しい。
11月中の日没から午後9時までは、夜間のライトアップも行われてる。昼間とはまた違った幻想的な雰囲気が楽しめる。

もみじのトンネルを抜け香嵐渓広場に向かう。
期間中は広場も人盛り
期間中は広場も人盛り
三州足助屋敷は資料館として利用されている
三州足助屋敷は資料館
紅葉に柿の実はよく似合う
紅葉に柿の実はよく似合う
もみじまつり期間中の広場には多くの出店や屋台が店を開いている。
ここに来るまでに買いそびれた五平餅を買ってベンチに腰をおろして味わうも良し、フランクフルトに噛り付くのもいいだろう。行儀など関係なくそれが旅の楽しみでもある。また、それが何とも言えぬほど美味い。
晩秋の陽は短い。少しのんびりとしている間にいつのまにか影が長くなっていた。気温も下がり肌を撫でる風が冷たく感じた。
そろそろ戻る時間が近づいてきたようだ…。
戻り道、人ごみに疲れたのか、はたまた歩き疲れて眠り込んだのか、重そうに我が子を抱えた家族連れと出会った。
「お疲れ様…。」心の中でそう話し掛けながらすれ違った。
紅葉は日本の彩り 巴川の清流に垂れる色づいた枝 もみじのトンネル
紅葉は日本の彩り 巴川の清流に垂れる色づいた枝 もみじのトンネル

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