No. 00015 緯度:24度 80分 経度:125度 28分
【沖縄県】 この海の蒼さはどうだ! 宮古島1

宮古島の海はどこまでも透明感! 見事な海の色に浮かぶ池間大橋
宮古島の海は
どこまでも透明感!
見事な海の色に浮かぶ
池間大橋

宮古島に来てまず驚くのが海の「透明度」の素晴らしさ!
勿論、沖縄本島の海も石垣島や西表島の海も絶賛に値する。しかし、ここ宮古島の海の透明度は更に磨きが掛かっているようだ。
その理由は「川が無い」事に尽きる。
宮古島には「川」と言うものが無いので土や汚染物が海に流れ出すことは無い。「だからいつまでも透明度の高い海が維持できる」と島の人たちは声をそろえて言う。

川が無いために困ることもある。それは飲料水に代表される水の確保。そのため、宮古島ではさとうきび畑の下に「ダム」と呼ばれる大きな貯水槽が用意され、その水が飲料水や農業に利用されている。


以前の取材で地図上に「XXダム」という記載があったので何時間も掛けて探し回ったことがある。
しかし、とうとう見つけることはできなかった。
宮古島全図
クリックで拡大表示

その理由はそういうところにあったのが後日理解できたと言う何とも情けない話が取材中にはいくつもある。これも現地を訪れるひとつの楽しみとなっている。


宮古島空港 外 久し振りに降り立った宮古空港の空は少しどんよりと曇っており、これからの天候が気になったが予報では回復に向かっているとの事。
取り敢えずは胸をなでおろし予約してあるレンタカー会社に向かった。
近間の取材は取材車を使うことが多いが、遠方の場合はやはりレンタカーが便利だ。
宮古島空港に着いたプロペラ機
レンタカー会社に向かう途中、以前お世話になったガイドさんから聞いた「島ベンツ」の話を思い出した。

「宮古島で車を運転する場合は島ベンツに気をつけてくださいね…」
「島ベンツ?」
「そうです。島ベンツは結構自由気ままに走ってますから…。信号が青でも動かないこともありますし、脇道から一旦停止もしないで突然飛び出してくることもありますから…」
宮古島にはそんないベンツが多いのかと辺りを見回してもそれらしい車は走っていない。
「そんなにベンツが多いの?」と訪ねると、
「大阪では島ベンツ、走ってないんですか…?」
「?????」

よくよく聞くと、どうやら軽トラックのことを宮古島では島ベンツと呼ぶらしい。それなら大阪でも沢山走っている。
最近、宮古島で島ベンツと事故を起こす車が増えているとのこと。その殆んどが観光客が運転するレンタカーで島民同士の事故はほとんど無いらしい。
「島民はみんな飛び出してくることが当たり前になっているから、余り事故も起こらないんですよ」
「ふーん、そういうものなのか…!!!」
変に納得したことを思いだして一人で苦笑した。

レンタカー会社でキーを預かり、とにかく島ベンツと事故を起こさないように慎重に運転することを誓い、今回の取材の開始と相成った。
宮古島は起伏の少ない平坦な島で、農業、酪農が中心の牧歌的な雰囲気が漂う島だ。北側に池間島、東側に伊良部島、下地島、南側に来間島(くるまじま)を従え、その内、池間島と来間島の間は浅瀬の海を中央部が傾斜した独特なカーブを描く端で結ばれている。この景観を見るためにやって来る観光客も多い人気のスポットだ。また、伊良部島と下地島は橋で結ばれているが宮古島と伊良部島間は宮古側の平良港から伊良部側の佐良浜港までフェリーと高速連絡線が周航している。所要時間は25〜30分程度。料金は旅客が往復700円、フェリーで往復3,000円。伊良部島に渡るならフェリーで車ごと移動する方がスポットも多いから絶対に得策である。

今回の取材は3日間で、宮古島のできるだけ多くの観光スポットをご紹介できたらと思う。

ホテル ブリーズ ベイマリーナ と
うえのドイツ文化村
今回も取材のベースとして選んだのは「ホテル ブリーズ ベイマリーナ」。目の前に珊瑚礁の海が広がる素晴らしいロケーションが気に入っている。
また、ホテルと隣接して
ドイツのマルクスブルグ城を再現したテーマパーク「うえのドイツ文化村」があり、一部施設は有料だが基本的には無料でメルヘンチック名雰囲気が味わえるので是非とも訪ねてほしい場所だ。
また、海岸を散策できる遊歩道も設けられており、何処までも透明な宮古島の海を気持ちよく泳ぐコバルトスズメやチョウチョウウオが遊歩道からも眺められ宮古島の素晴らしさをタップリ堪能できるのも嬉しい。

紺碧の海を一望 ホテル ブリーズ ベイマリーナ 遊歩道からも鮮やかな熱帯魚が見られる
紺碧の海を一望
ホテル ブリーズ ベイマリーナ
遊歩道からも
鮮やかな熱帯魚が見られる

宮古島のさわりに触れたら、夕食を取りゆっくりと休むのも良いし、予定が合えばホテルの前のステージでライブを楽しむのも良い。
旅の想い出に残る楽しいひと時が過ごせる!
遊歩道沿いのアダンの実 うえのドイツ文化村のマルクスブルグ城 この建物はレストランとして利用されている
遊歩道沿いのアダンの実 うえのドイツ文化村のマルクスブルグ城 この建物はレストランとして
利用されている

気になっていた天候も回復したようで、今朝は快晴、空が青い。天気が良いと気持ちも軽くなる。

今日の予定は宮古島を一周。
右回りか左回りか…と考えたものの、ハンドルを握ると自然と右に…、結局、右回りにすることとした。
右回りでまず目指すのは「東平安名岬(ひがしへんなざき)」。ここは私が宮古島で一番好きな場所。男性的な海岸線と海の色が堪らない。いつも風が強いのが気になるが、果たして今回はどうだろうか…?
そんな期待を胸に、島ベンツに気をつけながらハンドルを握った。

扉の閉まった仲原鍾乳洞入り口
扉の閉まった
仲原鍾乳洞入り口
仲原鍾乳洞事務所
事務所
途中、鍾乳洞があるということで訪ねてみたが、残念ながら休業なのか鉄の扉がしまったままだった。扉の傍らの張り紙には「写真禁止」と書かれている。
禁止といわれれば尚更見物したいが休みならば仕方が無い。今回は諦めることにしよう。

一周といってもその距離は100kmちょっとしかない。ノンストップで走れば2時間足らずで走破してしまう距離である。何も急ぐ必要は無い!島ベンツに気をつけながらのんびりと行こう!

国道390号線をただひたすら(かなりオーバー!?)東に進むこと25分(本当にアッと言う間(^^;)。保良川ビーチ公園に到着。 宮古島海宝館
ここには宮古島海宝館というレストランと土産物店である。館長の幸地さんは貝の収集家として著名で自ら貝細工も作り出す達人。6000種にもおよぶ展示品と館長自らが丹念に作りこんだ作品が展示販売されている。
保良川ビーチ公園
保良川ビーチ公園には天然の湧き水を利用したスライダーやプールがあり子供連れには安心できる場所である。
また、シーカヤックやマリンスポーツも楽しめる。
ここまでくれば最初の目的地「東平安名崎」はすぐそこ。はやる気持ちを抑えてしばしのコーヒーブレイク…を。
ここから東平安名崎の駐車場までは2km少し、白亜の灯台まででも3kmと言ったところだろう。

珊瑚礁を洗う白い波と
コーラルブルーの蒼い海が見事に調和する
東平安名崎
(ひがしへんなざき)
東平安名崎は絶景ポイントとして日本百景のひとつに数えられている。
駐車場にある標識から先端の白い灯台まで徒歩で10分近くかかる。途中、絶世の美女でありながらかなわぬ恋に翻弄され平安名崎の断崖に身を投げたという伝説が残るマムヤの墓がある。

駐車場から灯台を望む
駐車場から灯台を望む
マムヤの墓
マムヤの墓
断崖絶壁下の海
眼下に広がるのはフィリピン海。結構波が高く男性的な印象が強い。沖合いにいくつかの珊瑚礁があるのだろう、白い波が立ち、それがエメラルド色や紺碧に交じり合って絶妙なバランスとコントラストを演出している。
宮古島に来たら、この雄大なパノラマを是非とも心に焼き付けて帰って欲しい。
心地よい潮風を浴び、雄大な景色に目を休めたら、灯台周辺に用意された散策路を歩いてみるといい。
岬特有の強い風にあおられながらも懸命に咲き乱れる植物や珊瑚の奇岩に声を掛けるのもいいものだ。
東平安名崎灯台 岬の先端からフィリピン海を望む 灯台周辺には散策路が設置されている
東平安名崎灯台 岬の先端からフィリピン海を望む 灯台周辺には散策路が設置されている

 誰もが感激!エメラルドグリーンの海を渡る掛け橋を渡る。
新城海岸から池間大橋へ
宮古島最東端の東平安名崎を出たら国道83号線に入り今度はやや西へハンドルを切る。
しばらく進むと「新城海岸」という道標が目に入った。

この新城海岸はパンフレットやテレビの映像などで度々目に触れる場所だ。
カメラ好きには見逃せないとって置きのビューポイントがあるということで訪ねてみることにした。
新城海岸 新城海岸
新城海岸 新城海岸
南国特有のクワズイモやモンパノキ等が両脇に茂った小道を抜けると木立の間からコバルトブルーの海が顔を出した。
海岸にはハマヒルガオが群生し、可憐な花を咲かせている。平日なので海水浴客の姿はほとんど無く、打ち寄せる波の音だけが鼓膜を振るわせたが、週末ならカラフルな水着の若い人たちで溢れる海岸である。

遠くで小さな子供連れの親子が波と戯れていた。若ければ海に入りたい気分だが、残念ながらそう若くは無い。砂浜から眺めるだけで車へと戻った。

さぁ、いよいよ次のハイライト池間大橋に向かうとしよう。
しばらく走ると「比嘉ロードパーク」がある小高い丘に出る。屋根付の休憩スペースもありここからの眺めも素晴らしい。特に夕日が美しく、恋人たちのプロポーズポイントとしても人気が高い。
比嘉ロードパークのモザイク画 展望台兼休憩スペース
展望台からの素晴らしい眺め 展望台からの眺め
池間島に向かう途中には熱帯植物園があるが、そちらは後ほど訪ねることにする。と言うのも、地図で見れば分かるのだが、実は熱帯植物園は宮古空港のすぐ傍にある。
つまり、島の3分の1ほど回って、昨日到着した空港のすぐ裏まで来たことになる。
取り敢えず直進し、島尻のマングローブ林に立ち寄ることにする。
マングローブは淡水と海水が入り混じる河口付近に形成される植生であるが、川の無い宮古島では珍しい。
しかも大規模なマングローブ林が島尻にある。
奥行き1kmにおよぶ広大なマングローブ林でヤエヤマヒルギ・オヒルギ・メヒルギ・ヒルギモドキや宮古を北限とするヒルギダマシの3科5種が分布する。宮古に分布する全てのマングローブを観察することができる貴重な資料となっている。
見学用にテラス廊下の遊歩道が設置されているので子供連れでも安心して楽しむことができる。また、ここより国道230号線を少し北上し「狩俣」に入ると四島の主(ゆすまぬしゅ)の墓と書かれた標識が現れる。時間があれば是非見学してみては如何だろう。


四島の主の墓
墓の説明
四島の主(ゆすまぬしゅ)とは、狩俣、島尻、大神、そしてこれから訪れる池間四巴の支配者の俗称で、その昔、狩又四島の親童名百佐盛という人物は狩俣、島尻、大神、池間合わせて四ヶ村をひとりで支配し四島の親とあがめられたと言う。ちなみに四島の主の墓と呼ばれる墓は、現在狩俣に4ヶ所存在する。

さて、いよいよ池間島がすぐそこまで近づいてきた。
更に230号線を直進しよう。やがて、道路の先が盛り上がって見えてくる。右も左もエメラルドグリーンの海の中に道路だけが伸びているように思える。
そう、これが宮古島と池間島を結ぶ「海の道」池間大橋(世渡橋)だ。
もう、言葉で表現するものは何も無い。どこまでも透き通るような珊瑚礁の浅瀬の海に沖縄特有の形をしたサバニ型の漁船が網を引いている。時間が止まっている。何もかもが夢の中の出来事のようだ。

早く橋を渡ってみたい…。はやる心を抑えて橋の手前で車をとめてみる。そしてこの景色を瞳の奥に焼き付けておこう。そうなのだ、橋の上は駐停車禁止!この景色を楽しむのはここしかない!
橋を渡るのはその後からでも遅くはないだろう…。

●池間大橋(世渡橋) もう、何も書くことは無い。この景色を見て欲しい…
もう何も書く言葉が浮かばない 橋の中央は船舶通過のため高くなっている サバニ型の漁船ではないけれど…時が止まってしまうような風景
もう何も書く言葉が浮かばない… 橋の中央部は船舶通過のために
高くなっている
サバニ型の漁船ではないけれど…
時が止まってしまうような風景

tabitomaのTOPへ