No. 00012 (2010/08/13) 北緯:32度 70分 東経:131度 30分
【宮崎県】
古の神話と伝説の里 高千穂峡への旅

阿蘇山による太古の噴火で、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出した溶岩が急激に冷却されたためできた渓谷です。
東西に約7kmの渓谷は奇岩や柱状節理の断崖が続き、高いところで100m、平均80mの高さです。
昭和9年に国の名勝天然記念物に指定されています。

日本の滝100選に選ばれている「真名井の滝」周辺は、いつも多くの観光客で賑わっています。
貸しボート 年中無休もあり (増水時には運休)
日本の滝100選に選ばれている「真名井の滝」高千穂峡は四季折々に素晴らしい景色を楽しめますが、新緑の頃と秋の紅葉はとくにおすすめです。

真名井の滝周辺は、是非ともボートで遊覧してみたいですね。
間近で見る滝と渓谷の景色はまた格別です。
 

写真は日本の滝100選に選ばれている「真名井の滝」

碧緑色に輝く五ヶ瀬川と神が成せる神秘の渓谷
九州には大分、福岡、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の7つの県があり、どの県も名所や史跡など観光スポットが点在します。
宮崎県はその中でも多くの観光地を有する県ですね。
今回は某旅行社のツアーに参加し高千穂峡を訪ねることになりました。

最近は旅行社から色々な格安ツアーが企画されていますので、上手く利用すればお手軽、お気楽な旅行が楽しめます。
ツアーですので、自分の思うようには行けない、観光時間に限りがある…など不便な面もありますが、何といっても、バスに乗れば間違いなく目的地へ辿り着くことが出来ますし、車の運転からも開放されますから、のんびり窓の外を眺めることが出来るのは良いですね。

高千穂町は宮崎県の北西に位置する山間の町で、熊本県と大分県との県境近くにあります。また古くから言い伝えられる日本神話の中で、日本建国の神様が降り立つ「天孫降臨」の故事に因んだいにしえの神話の里として知られています。

天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫であるニニギノミコトが三種の神器(鏡、勾玉、剣)を携えて5人の神様と共に天界から地上の高千穂と呼ばれる場所に降り立ったというお話が「天孫降臨」といわれる神話です。

高千穂町の中心部から北東におよそ7km程のところには、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の天岩戸開きで知られる天岩戸伝説を伝える神社、天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)があります。 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が身を隠した天岩戸(洞窟)を祭る東本宮とオオヒルメノミコトを祀る西本宮があります。
バスのガイドさんのお話を聞くうちに、いよいよ目的地「高千穂峡」の入り口付近に到着です。
県道203号線沿いにある駐車場からすぐ前に架かっている橋が高千穂大橋です。振り返ると神都高千穂大橋が聳えています。さあ、いよいよ渓谷美の遊歩道へ降りていきます。

五ヶ瀬川に沿って暫く歩いていくと、石で作られた神橋があります。この辺りの渓谷には多くの橋が架けられています。神橋を過ぎる辺りからゴツゴツした岩が多く、苔むした岩肌と甌穴(おうけつ)が見られ先へ進むにつれ変化していく渓谷の景観はとても見事です。

五ヶ瀬川上流域の高千穂峡は、元々の渓谷に、阿蘇火山の火砕流が流れ込み、そのまま冷えて固まったところに、再び渓谷の急流が溶岩を侵食して、深い谷を造ったといわれています。

奇岩を洗って五ヶ瀬川が流れ、7キロほど続く柱状節理の断崖絶壁のV字谷のような高千穂峡は本当に神秘的な峡谷です。

ゴツゴツした岩肌を見ながら先へ進むと槍飛橋にさしかかります。この槍飛橋の辺りは特に川幅が一番狭いところで、切り立った柱状節理の断崖と川の水の青色が美しい景観を醸しだしています。

槍飛という名前は、三田井本城仲山城が落ちた際、城を脱出した家来たちがここまで逃げてきましたが、橋が無いので槍の柄を手前の岸について飛び渡ったといわれており、そのためここを槍飛というようになりました。そしてそこに架けられた橋ということで槍飛橋ですね。
苔むした岩肌と甌穴(おうけつ)  槍飛橋と付近の柱状節理  槍飛橋のしたから見た五ヶ瀬川と見事な柱状節理
苔むした岩肌と甌穴(おうけつ) 槍飛橋と付近の柱状節理 槍飛橋のしたから見た
五ヶ瀬川と見事な柱状節理

マイナスイオンを浴びて…「日本の滝百選」真名井の滝
槍飛橋を渡り、川の反対側の遊歩道を進んで行きます。暫く歩くと、河原にポツンと一つ孤立した大きな岩が見えてきます。この岩が「鬼八(きはち)の力石(約200t)」といわれる岩です。

高千穂神社の祭神 三毛入野命(みけぬのみこと)が高千穂郷一帯で悪行をはたらいていた鬼八を退治し、この一帯を治めたといわれています。
この時、鬼八が三毛入野命に投げ、力自慢をしたという石といわれております。

また川の対岸には高さ約70mの「仙人の屏風岩」が見られます。初夏の新緑がとても青々と綺麗で、しっとりとした岩肌とのコントラストが見事です。

そしてこの辺りからいよいよ高千穂峡の最も美しい景観が広がってきます。その中でも何と言っても一番の見所は「真名井の滝」と言えるでしょう。

滝としては決して大規模なものではありません。高さ約17mと意外と小さな滝ですが、その流れ落ちる姿はまるで白糸を垂らしたような優しさが感じられます。そしてその美しさから「日本の滝百選」にも選ばれています。

切り立った柱状節理の断崖から流れ落ちる滝と樹木の間に差し込む太陽の光が造る様は、まさに幻想的な絵のようです。
遊歩道を進んでいくと先ず五ヶ瀬川の上流から真名井の滝見る事ができます。流れ落ちる水しぶきに光がさして、そこに虹を見れることもあります。本当にイリュージョンのようですね。

また川床の遊歩道を通り終えて渡る御橋の上から見下ろす真名井の滝もとても綺麗ですよ!今回は新緑が美しい時期でしたが、秋の紅葉の時期に是非とも見てみたいと思いました。
きっと、川面に色づいた樹木の色が映えて、また格別な景観になることは間違いないでしょう!

今回はツアーでしたので、一通り遊歩道を歩いて景色を観賞することしか出来ませんでしたが、やはり真名井の滝を間近で見てみるのが一番のお奨めです。
高千穂峡には貸しボートがあるので、時間があれば是非ボートで真名井の滝を間近で体感してみてください。

間近に見上げる真名井の滝はまた一味違った表情を見せてくれることでしょう。そしてマイナスイオンをいっぱい浴びながら、滝にかからないように観賞するのはちょっとしたスリルもありますね。

貸しボートは人気があるので、待ち時間があるようです。事前に確認するのが良いでしょう。受付で整理券を発行しているそうです。利用料は、30分1,500円。(3人乗り)
槍飛橋付近から見た五ヶ瀬川  五ヶ瀬川上流側から見た「真名井の滝」  五ヶ瀬川下流側 御橋の上から見た「真名井の滝」
槍飛橋付近から見た五ヶ瀬川 五ヶ瀬川上流側から見た
「真名井の滝」
五ヶ瀬川下流側 御橋の上から見た
「真名井の滝」

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