No. 00005 緯度:34度 60分 経度:136度 11分
【三重県】 関西の奥座敷 青蓮寺湖と赤目四十八滝

青蓮寺湖名張川の支流青蓮寺川をせき止めた青蓮寺ダムによって誕生したのが青蓮寺湖です。青蓮寺ダムは香落渓(こおちだに)の玄関口にあたり、青蓮寺湖は、春には桜の名所となり、夏にはキャンプ、秋は紅葉、冬には温泉…と、フルシーズン楽しめる癒しのスポットです。
青蓮寺湖から約8km.。川の両岸に続く垂直に切り立った見事な柱状節理を見せてくれるのが香落渓。中でも、天狗柱岩・屏風岩などの眺めは素晴らしく、訪れる人の心を魅了します。
(写真は青蓮寺湖)
赤目四十八滝・不動滝赤目四十八滝は、青蓮寺湖から南西約5kmの位置にあり、約4kmに渡って続く渓谷に大小さまざまな48本の滝が眼を楽しませてくれ、心に染み渡る滝音は、日ごろのストレスを奥底から癒してくれます。

日本の瀧百
選、森林浴の森百選、遊歩百選にも選ばれている景勝地です。
散策コースに入るには、入場料大人300円、中小学生100円。営業時間は、夏8:30〜17:00、冬9:00〜16:30。
写真は赤目四十八滝・不動滝)

京阪神エリアには日帰りや1泊2日くらいが丁度良い・・・という観光スポットが数多く存在する。
我々「旅のとま〜る」が拠点とする大阪はその中心部であり、何処へ行くのも、色々と利便性が高いのである。


「関西の奥座敷」という言葉を耳にしたことがおありだろうか・・・ よく有馬温泉の紹介などに使われているフレーズでもあるのだが、今回紹介する三重県名張市にある青蓮寺湖は、まさにその「関西の奥座敷」と言う言葉に相応しいのではないだろうか。。。

大阪から神戸や京都、奈良へ出かけることには、さほど遠い・・・という気はしないのだが、何故か三重県まで・・・となると何となくかなり遠く、時間がかかりそうな気がするのだ。 が、それは思い違いであって、「意外に近い、近いよ〜」と言うことがわかった。

一口に三重県と言っても、かなり広範囲におよぶ。名張市は三重県の西部に位置し奈良県との県境にある街だ。昔はお伊勢参りの際に立寄った宿場町で、現在は大阪のベッドタウンとして栄え、新興住宅地と自然や歴史文化が調和ている。
近鉄特急に乗車すれば、大阪近鉄難波からおよそ1時間で来ることができる。名古屋からでも、1時間30分とお手ごろな時間である。

今回出かける青蓮寺湖は名張市の南部に位置し、名張川の支流である青蓮寺川に作られたダムによって生まれた人工湖で四季それぞれの自然を楽しむことが出来る癒しのスポットだ。

そろそろ紅葉も深く色づいた頃かと思い、仕事を終わらせたあと車で1泊2日のプチツアーに出かけるとこにした。
大阪市内から車を走らせ、松原ICへと向かう。西名阪自動車道を走り続けることおよそ30分程で天理IC辺りに着く。西名阪自動車道は天理までが有料で、そのあとは名阪国道(国道25号線)となり、無料になる。天理から三重の亀山あたりまで無料で走ることが出来るので、大阪から名古屋方面に向かうには非常に有難い道路なのである。

天理ICを過ぎ、20分ほどで針ICに到着。隣接する道の駅「針テラス」で食事をとり、暫しの休憩することに。。。

道の駅としては日本で最初の[PFI]事業によるもので「道の駅 針テラス」が出来たのだそうだ。
広大な敷地には食事やショッピング、ゆったりのんびりくつろげる温泉もある。駐車場だけでもかなり広いので、混雑で駐車スペースを心配する必要も無さそうだ。
温泉も魅力だが、今夜の宿泊先にも良い温泉があるとの事なので、ここは休憩だけにとどめて先へと進むことにしよう。

ここ針テラスは名阪国道と国道369号線が交差するポイントで、この先は国道369号線を走ることになる。

さらに山の中へと走り、榛原から国道165号線へと進む。針ICからおよそ30〜40分で名張市街へ入る事が出来る。
165号線、夏見の交差点を右折し暫く走ると青蓮寺ダムが姿を現してくる。そこからは今日の宿「青蓮寺レークホテル」ももうすぐのようだ。
11月も下旬にさしかかると、夜間は外気温がかなり低くなるようで、道路沿いの標識には「凍結注意」と書かれている。
外はかなり寒いのだろうか・・・今夜は近辺を見ることも出来ないので、ゆっくり散策するのは明日から・・・
取り敢えずはホテルの温泉にのんびりと浸かり明日への活力を養うことにしよう。。。
青蓮寺湖の皆もを背にした紅葉 ロマンの森付近より青蓮寺湖を望む 香落橋から見た青蓮寺湖
青蓮寺湖の皆もを背にした紅葉 ロマンの森付近より青蓮寺湖を望む 香落橋から見た青蓮寺湖

今回宿泊する「青蓮寺レークホテル」は青蓮寺湖を見おろす高台に立つリゾートホテルだ。
客室は20室ほどのこじんまりとしたホテルで、嬉しいことに温泉(香落渓温泉(こおちだにおんせん))もある。
泉質は硫化水素臭の単純放射能泉、効能は神経痛リュウマチ、胃腸、貧血、神経痛、動脈硬化などに有効だという。
源泉かけ流しではないものの、眼下に青蓮寺湖を見おろし、星空を仰げる露天風呂は開放感もありとても気分が良いものだ!大きな温泉宿ではないので、温泉に入るのも混雑は無く、時間によれば貸切状態というのも嬉しい限りだ。

翌日は快晴に恵まれ、部屋の窓から見る青蓮寺湖の湖面は青空を映しとても美しい色に見えた。やはり明るい太陽の下ならではの眺めだ・・・と思った。
朝食を済ませ、湖畔を散策に出かける前にもう一度露天風呂へ入ることにした。雄大な自然に囲まれた湖を眼下に浸かる露天風呂は贅沢極まりない至福のひと時だ。

入浴後、いよいよ湖岸道路散策に出発。ホテルの玄関を出ると、真赤に色づいた桜の木、タワワに実ったピラカンサスの実などが出迎えてくれた。緩やかな坂道を下り、湖岸の周回道路へと出て行く。
周回道路を左折し西回りで進んで行く。この辺りには「青蓮寺観光村」があり、春はイチゴ狩り、夏から秋にかけてはぶどう狩りが楽しめる。施設内ではバーベキューも出来るようで、季節の花や果物を楽しんだあとの食事として人気のようだ。

ダム堤防を出発点として、湖を周回するウォーキングのコースは、およそ8.2kmのコースでのんびり歩いて回るのも、なかなか良いもんだ。時間の都合で今回は車で走りながら、ビューポイントをチェックすることに・・・
2kmほど走ると道路沿い右手にログハウスが見えてきた。湖畔を散策をしようと車を停めた。丁度青蓮寺湖の南に位置するこの辺りで、湖を一望することができ、左手の高台には青蓮寺レークホテルが見える。
青く澄み切った空とその空の青さを映す水の色が本当に美しい。右手には青い橋(青蓮寺橋)が架かり、水面にその姿を映している。

道路から階段を降り湖畔の遊歩道を歩いてみる。野菊だろうか・・・小さな野草が色々と咲いている。径には落ち葉が絨毯を敷き詰めたように重なっている。朝露に濡れた葉が光をあびて輝き、カサカサと落ち葉を踏みしめて歩く音が秋を感じさせてくれる。

湖の中には沢山の鴨やアヒルたちが気持ち良さそうに泳いでいる。湖水に映る青空と木々の黄葉が美しく、鴨が泳ぐ水の波紋と調和している。
この近くにはキャンプ場もあり、ボートで釣りを楽しむ人たちもいる。ブラックバスが釣れるのだとか・・・


暫し散策した後、ログハウスへ立ち寄ってみた。
なかなか立派なログハウスで、建物はお洒落なカフェのようなので、入ってティータイムにすることにした。

店内に入ると英国風のカントリーハウスのような雰囲気で、どことなく外国にでも来ているかのような気がした。暖炉やアンティーク調の家具やランプシェードがより一層雰囲気を醸しだしているようだ。

ここでは珈琲、紅茶、焼き菓子(スコーン)が楽しめる。珈琲も紅茶もメニューが豊富にあるのも魅力的だ。
爽やかな季節はオープンカフェでのんびりティータイムを楽しむのも良いだろう。また、オープンカフェはペットの同伴もOKのスペースなのも嬉しい。
湖水に映る青空と木々の黄葉 鴨とアヒル  青蓮寺湖に架かる弁天橋  湖畔のログハウス 「イングルサイドカフェ」
湖水に映る青空と木々の黄葉
鴨とアヒル
青蓮寺湖に架かる弁天橋 湖畔のログハウス
 「イングルサイドカフェ」

 
名張市を拠点にする観光スポットも多く、北には伊賀上野、青蓮寺川をさかのぼると香落渓から奈良県曽爾村へと続く。また、165号線を戻ると30分ほどで赤目四十八滝へ行く事が出来る。

限られた時間での散策という事で、青蓮寺湖を後に次なる目的地は赤目四十八滝へと向かうことにした。

赤目四十八滝は奈良と三重の県境を東西に流れる滝川の上流に連なる数々の瀑布。室生赤目青山国定公園の中心に位置し、およそ4kmにわたってその美しい景観を楽しませてくれる。どんな景色が待っているのか楽しみだ。

青蓮寺湖から名張市街を走り抜け165号線から赤目四十八滝入り口駐車場に到着。駐車場から滝川の遊歩道までの道の両側には土産物店や飲食店が立ち並び、なかなかの賑わいを見せている。すでにこの辺りの木々も綺麗に色づいている。

5分ほど歩いて滝入山口へ到着。いよいよマイナスイオンの宝庫、赤目四十八滝の探訪の始まりだ。
滝入山口には日本サンショウウオセンターがあり、滝への入山もここから始まる事になる。

日本サンショウウオセンターには赤目で生まれたオオサンショウウオをはじめ国内産、海外産あわせて160余匹が飼育されている。「生きる化石」と呼ばれるオオサンショウウオは稀少動物で、特別天然記念物に指定されていて、ここでは生態をじっくり見ることができる。

サンショウウオセンターを出て滝散策の遊歩道に入るとまるで別世界のような感じがした。
先ず初めに出会うのが行者滝、続いて銚子滝、霊蛇滝、そして赤目五瀑として有名な不動滝がある。
遊歩道は綺麗に整備されてはいるものの起伏も結構あるので、足を滑らせないよう気をつけなければならない。奥に進むにつれ、木々の色づきも深く鮮やかさを増してくる。
4kmにわたる大小さまざまな滝と周りの樹木、そして渓流が織り成すその景観はまさに神秘的と言おうか、錦絵のようだ。日本の四季の素晴らしさを実感することができる。
この赤目四十八滝は「日本の滝百選」のほか、「日本の名水百選」、「森林浴の森百選」にも選ばれた素晴らしい自然の宝庫と言えるだろう。一度と言わず、何度も季節を変えて訪れてみたいものだ。

遊歩道は片道1時間30分、往復で約3時間必要だ。途中休憩できるのは、百畳茶屋が最後になるので、軽い食事をとり休憩することにした。往復3時間は少し疲れそうだが、自分のペースで無理をしない方が無難だろう。

何度か休憩をとり、写真を撮りながらゆっくりと戻ってくると、もう16時ちかくになっていた。少し歩きつかれたものの、沢山の滝の見て、マイナスイオンを一杯浴び、何だか不思議な力を貰ったような気分になった。

数ある滝の中でも「赤目五瀑」と呼ばれる「不動滝」、「千手滝」、「布曳滝」、 「荷担滝」、「琵琶滝」がある。どの滝もそれぞれ見所があり素晴らしいのだが、そのなかでも不動滝は高さ15m、幅7m、滝壺の深さ10mで、渓谷にかけられた橋からの眺めは壮観であった。

四十八滝を見物したあと、歩きつかれた体を温泉で癒すのも良いだろう。赤目には日帰り入浴が出来る旅館もあるので、夏場は汗を流し、秋冬は温まって行くことも出来るのも嬉しいものだ。

温泉入浴はまた次の機会にする事にとし、コーヒーブレイクで一息いれて、帰阪の途につくことに。。。
赤目四十八滝  不動滝 赤目四十八滝 遊歩道の紅葉 赤目四十八滝 霊蛇滝(れいじゃだき)
赤目四十八滝 不動滝 赤目四十八滝 遊歩道の紅葉 赤目四十八滝 霊蛇滝(れいじゃだき)

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