No. 00002 北緯:35度 08分 東経:135度 94分
【滋賀県】

烏丸半島(からすまはんとう)は、滋賀県草津市北部に位置する琵琶湖に突き出したほぼ三角形の形をした半島です。
昭和62年当時策定された、県の琵琶湖リゾートネックレス構想に従って、官民共同でのリゾート開発がスタートしました。

総面積約36haの半島には、UNEP国際環境技術センター、滋賀県立琵琶湖博物館、草津市立水生植物公園みずの森、風力発電機くさつ夢風車(くさつゆめふうしゃ)があります。湖岸にはブラックバスやブルーギルの外来魚が多く生息しているので、釣り場として多くの釣り人で賑わっています。
蓮の群生地
蓮の群生地
草津市立水生植物公園みずの森、くさつ夢風車
草津市立水生植物公園
みずの森、くさつ夢風車
半島の駐車場北側には、広い多目的広場と琵琶湖汽船の草津烏丸半島港があります。大津港から琵琶湖汽船のシャトルボートを利用して烏丸半島へ来ることも出来ます。



盛夏の頃、鮮やかなピンクや白、斑入りなどの大輪の花を咲かせ私たちを楽しませてくれる蓮の花。
きっと殆どの方々がご存知だと思います。でも以外に実際に蓮池で群生している様をご覧になる機会は少ないのかも知れませんね。間近で見ると本当に大きく美しい花なのです。


誰もが知っている日本最大の湖、琵琶湖。その琵琶湖に突き出た半島、烏丸半島にとてつもなくスケールの大きな蓮の群生地があるということで、ちょうど見ごろの7月下旬に出かけることになりました。

烏丸半島の蓮の群生地と水生植物公園みずの森のある辺りへはJR草津駅西口から近江鉄道バス「烏丸半島」行きに乗り、「みずの森」下車(約25分)で行く事ができます。

大阪方面から車で行く場合は阪神高速道路と名神高速道路を乗り継ぎ、名神高速の瀬田西ICで降りると、湖岸道路を走ることおよそ30分で烏丸半島に到着します。ざっと2時間程の所要時間です。

蓮の花は朝早く開き午後3時頃には閉じてしまうので鑑賞するのは朝のうちがお薦めです。 出来れば早朝6時前後が良いらしいとの事です。早い時間の方が人出も少なく、ゆっくり観賞することができますね。でも、そうなると電車で行くよりも車で行くほうが便利でしょう。

早朝6時の到着予定はすこし辛いところですが、頑張って早起きして8時少し前に現地へ到着です。水生植物公園みずの森の駐車場に車を停め早速散策に。。。
湖岸の方へ歩いていくと目の前に巨大な風車が見えてきます。風力発電を行っている「くさつ夢風車」です。大きなブレードの直径は70mもあるそうです。みずの森の敷地内にあって、風力発電によって得た電力をみずの森に供給し、余剰電力を売電しているそうです。

さらに進むといよいよ目的の蓮の群生が目の前に姿を現します。目の前に広がるその様を見たとき、そのスケールの壮大さに息を呑むばかりでした。まさに「百聞は一見に如かず」です!

入り江になった湖面を覆う緑はすべて蓮の葉で、その中に少し濃い目のピンクの蓮の花が一面を埋めつくように咲いている様は今までに見たことが無い素晴らしい光景でした。蓮の群生地はおよそ13haほどあるそうで、その面積は年々増えているのだとか・・・そして花の数は50万本以上と言われています。

湖岸沿いの道からすぐ近くで観賞することが出来るので、本当に間近で花を見ることが出来ます。蓮花は品種によっても多少違いますが、花径25cmくらいにまでなるようです。葉は蝋状で水をはじくので、珠状になった朝露が陽の光を浴びて輝く様子がとても綺麗です。

こうして夏の花期の間絶えることなく花を咲かせ続けるのですが、季節が終わると一面覆い尽くしていた葉は1本残らず無くなってしまうのですから不思議ですね。
蓮花の見頃は7月下旬から8月上旬だそうですが、勿論自然界のことですから、その年によって開花状況は違ってきます。お出かけになるときは開花状況を問い合わせて行かれることをお勧めします。
蓮の群生地 蓮の群生地 烏丸産 蓮花
蓮の群生地 蓮の群生地 烏丸産 蓮花

果てしなく広がる蓮の群生地…本当に想像していたよりもずっとずっと広く、蓮花もとても美しいと思いました。パノラマのような風景も良し、また岸から下に降りて間近でじっくり花を観るのも良し。。。それぞれの瞑想の世界に引きずり込まれるようです。

湖岸には多くのカメラマンがこの美しい蓮を撮影にきていました。私たちもその中の一人ということですが。。。
カメラのファインダーを覗いていると、時の経つのを忘れてしまいそうになります。

思う存分蓮の群生地を観賞した後は隣接する水生植物公園みずの森へ向かいました。
夏の間だけ開門している東ゲートは群生地から入場できて便利です。

「草津市立水生植物公園みずの森」は「植物と人、水とのふれあい」をテーマに平成6年10月に開館された日本でも珍しい水生植物園です。主な施設としてロータス館、コミュニティー広場、芝生広場(ハスのみえる丘)、花影の池、湿生花園などがあります。

ロータス館は蓮や睡蓮は勿論のこと、珍しい水生植物を沢山観賞することができます。また季節によって色々な植物の展示なども行われています。また軽食やお茶を楽しめるサロンもあり、蓮の群生地を観賞した後の休憩にピッタリです。
私たちもここで遅めの朝食をいただきました。ガラス張りの窓の外にはちょうど「花影の池」が見え、美しい睡蓮や蓮などを眺めながらの食事やティータイムは至福のひとときです。おすすめメニューには蓮の葉を使ったうどんやラーメン、ソフトクリームなどがありました。

食事を済ませて、お目当てのアトリウムを見学することにしました。ロータス館のほぼ中央にあるアトリウムは熱帯原産の水生植物がメインに展示されていて、普段なかなか見ることが出来ないものも多くあります。そして、殆どの植物にネームプレートが付いているのも嬉しいですね。
燦々と光が降り注ぐアトリウムの中で、ひときわ鮮やかな色で目を惹く熱帯睡蓮は本当に綺麗です。睡蓮や蓮には何故かトンボがよく翅を休めにやってきますが、今回も綺麗な糸トンボが睡蓮にとまっているのを見かけました。本当に「絵」になりますね。

中は過湿しているので夏場は少し蒸し暑く感じますが、様々な熱帯の綺麗な花の数々に見惚れてしまいます。
また、仏教の三大聖樹や日本で唯一本物のサラノキの花が見られるのもここ「みずの森」ならではです。

園内の芝生広場からは蓮の群生地が一望できるビューポイントです。また反対側には琵琶湖や対岸の比良山を眺めることもできます。琵琶湖の素晴らしい自然は必見の価値がありますね。
色鮮やかな熱帯睡蓮 1.5cm程度の小さな花「ガガブタ」 ブルー・エルフィン(弁慶臭木)
色鮮やかな熱帯睡蓮 1.5cm程度の小さな花「ガガブタ」 ブルー・エルフィン(弁慶臭木)

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